松葉杖のつき方


出社すると部下の女性が松葉杖をついている。社内のバレーボール大会で骨折したとのことだ。
松葉杖のつき方が上手いと病院で褒められたそうで,明るく振る舞っている姿が健気である。一見,杖を上手についているようだが,脇の下で体重を支えている。脇の下には動脈が集まっているので,そこで体を支えると動脈が圧迫され,腕への血流が阻害されて腕がだるくなる。松葉杖のつき方は,脇で杖を挟み込み,腕の力で体重をを支えるのが良い。
ついでにもうひとつ,「片松葉(松葉杖を片方でつく)」のつきかたに関する意識には,間違いが多い。痛めた足と同じ側でつくと思っている人が多いようだ。JRの優先座席に描かれているアイコンもギプスをした足と同じ側に杖をついている。痛めた足と反対側につくのが正しい。

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