Nikon F5のシャッター速度を計測した。F5はシャッターモニター機能を搭載している。シャッターモニターは光センサーによってシャッターの先幕走行からと後幕走行の所要時間を計測してシャッタースピードを毎回チェックし、誤差を補正する機能である。先に計測を行ったF6もシャッターモニターが搭載されている。さて、結果を比較するとどうなるのだろうか…。
計測結果はグラフのとおりである。測定は各シャッター速度毎に5回測定し、その結果をそのままグラフにプロットしている。1/2000までほとんどバラツキがなく誤差も少ない。1/4000では結果にバラツキがあるものの、誤差はEv値-0.1程度に収まっている。測定限度外としていた1/8000での誤差は+0.2程度で、F6の誤差（Ev値+0.3ほど）より小さい。非常に悩ましい結果になってしまった。単に、計測装置の測定限度外ということではないかもしれない。一度、ニコンでチェックしてもらうことも考えねばなるまい。
(注) 計測は自作の計測装置によるもので、精度を保証するものではありません。ここでの測定結果は、Ohkin個人が所有する機体における個人利用を目的としていますので、メーカーの品質保証とは何ら関係ありません。
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